株式会社チームクリエーションスタッフブログ

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原点回帰の真の意図

物事を追求しているとき、ある条件を満たすと、初心に返ろうと思うタイミングが訪れます。

 

 

その条件とはまず、本気で取り組んでいること。ある程度、そこそこのリソースで臨んでいるときには、初心を意識することはありません。

 

次に、行き詰まっていること。今まで動かしようのあったものが、押しても引いても微動だにせず困り果てたとき、日本の教えでは基本を大切にします。

 

 

本気でやっているのに、何を試してもうまくいかないときに我々は、初めて初心に返ろうと思い立つのです。

 

この初心に返るという行為。意味を理解して行っているでしょうか。

 

あの頃の気持ちを思い出してモチベーションを立て直す。

忘れていた、抜け落ちていた大事なものを再び拾う。

 

字が表すように、イメージの中では「戻る」というニュアンスが先行していることでしょう。

 

 

結局のところなにをしようとしているのかと言うと、「変化」です。それも“過去に経験している”という、より受容しやすい形で。

 

 

冒頭にも書いたように、原点回帰を試みるのはだいたいが行き詰まったときです。

「どうしたらよいか」にリソースを割き、道があってもブレーキをかけてしまう。

その結果強度の下がった「どうしたいか」を補強するために原点回帰は行われます。

 

また、原点回帰によって自分の目線が変わり、手詰まりと思っていた数ある手段のどれとも違う新たな道が見つかります。

 

 

平安時代の風習に、「方違え(かたたがえ)」というものがあります。

 

陰陽道に基づいた考え方で、向かう方角の吉凶が悪しとされたとき、まず別方向に出かけてから一夜を明かし、翌日改めて目的地を目指します。

 

急がば回れを地で行く、なんとも非効率的な験担ぎですが、この風習は盛んに行われていました。

 

同じ目的地でも、攻める方角によって良し悪しが変わるということです。

 

 

忙しい現代社会で、悠長な方法は怠惰と同じ扱いを受けます。しかし、最短で行こうとして行き詰まっているのだから少し手間がかかろうともブレーキがかからない道を選んだほうが効率的だと僕は思います。

 

 

過去の自分をよく知る上司に昔の自分の話を聞く、走り出したばかりの新人の話を聞く、写真や日記を見返す。

 

有効な原点回帰の手段です。

 

 

どうせ行うのであれば「なんとなく初心に返るため」ではなく、しっかり目的意識を持って取り組むと、効果がますのではないでしょうか。

 

 

そして、行き詰まったときだけでなく、変化の手段として定期的に行うことで大きな効果が得られるでしょう。