株式会社チームクリエーションスタッフブログ

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日本女子パシュートチームに見る、誰もやっていないことをいかに早く取り組めるか?

平昌オリンピックもそろそろ終盤ですね。
冬季オリンピックはいつもあっという間に終わっていて、今まではあまり観られたことがなかったのですが、今回は男子フィギュア、スノーボード、パシュート、カーリング(いまいちルールがわからないのだけど…)など、日本選手が活躍した競技はいくつか観ることができました。

昨日のブログでも日本女子パシュートのチームワークについて取り上げられていましたが、マスコミのおかげで日本の競技にかける思いや、技術力向上のための並々ならぬ努力などを知ることができ、世界の他のチームと比較しても圧倒的な「隊列の素晴らしさ」をうかがい知ることができました。

オランダチームとの決勝での、日本チームの後半からの追い上げは本当に興奮しました!

 

1人で滑るのではなく3人がチームで滑り、列の一番最後の人がゴールする時のタイムを競うこの競技。

体力を温存するために風速14mとも言われる風の抵抗をいかに受けないようにするのか?ここを突き詰めて考えた時、前の人から40cm以上間隔をあけず3人がまっすぐ1列になって滑る技術や、足並みを揃えること、個人個人の体力の差などを考慮した先頭の交代戦術などをあみだし、年間300日以上一緒に過ごすことでその技術と戦術を習得した。

日本がこの戦術と実践によって今回の金メダルという結果を出せるまでには、少なくとも8年(2回のオリンピックで悔しい思いをした経験)かかっています。ですが今現在、日本以上に隊列をキレイに揃えて滑れる諸外国のチームがいないことを考えると、日本は「チームでいかに早く滑れるか」を突き詰めて考えた先駆者なんですね。

諸外国と同じようなことをやっていては、体も小さく体力(筋力)の少ない日本チームは太刀打ちできなかったかもしれません。そこで考え出されたのが、日本ならではの勤勉さや忠実さという強みを最大限に引き出した「風の抵抗を極力小さくするキレイな隊列を保って滑る」という戦術。

戦術をあみだす過程ではきっと諸外国の滑りを研究し、他の誰もやっていないことで勝負しようと考えたに違いありません。

また今後、日本女子パシュートチームが先駆者となってあみだした戦術は、もしかしたら世界的に標準化され、どのチームも隊列をいかにキレイに整えて滑るか?に取り組み出すことも考えられます。そうなったら(もしくはそうなる前に)新たに、強くなるために他と違うことをするには?と考え、工夫し、実践し、習慣化させていくのでしょう。

今回の金メダルは、誰もやっていない戦術を考え、それを信じて徹底的に実践できる仕組みを整え、8年もの間実践を継続することで掴み取った結果ですし、今後もまた新たな戦術とさらなる技術の向上を目指すことが期待されますよね。

 

これって、販売やサービス業の店舗においても同じように大切なことなのではないかと思うんです。

どうやったら売れるのか?どうしたら他のお店より自分たちのお店を選んでいただけるのか?このあたりの戦術を考えるのも、日本女子パシュートチームの考え方に当てはめると、競合他店の誰もやっていないことをどれだけ早くやりはじめ、習得し、習慣化させ、継続できるか、がキーになるのではないでしょうか?

「金メダルを獲りたい」「一番になりたい」
こうした結果に対する想いや執念は何よりも大切です。戦術や習慣化はそのためにあるわけですから。

売るためのアイデアが浮かばない、差別化の案が見つからない、継続ができない…そういう時はもしかしたら、皆さんのチームにはこの【目的】がない、もしくは浸透していない、ということも考えられるかもしれません。

 

オリンピック選手ほどの強い目的意識を持つことは並大抵のパワーではないかもしれません。国を背負って日々の練習や試合に臨んでいる人たちですから。それでも、皆さんの中に「自分はこのために仕事をしている」「自分たちのお店を周囲からこんな風に評価してもらいたい」という気持ちは絶対にあるはず。

まずはその【目的】をしっかりと明確に捉え、成し遂げるために何をするか?を真剣に考え、他の誰もやっていないことを自分が、お店が、継続して実践できた時、結果はしっかりついてくるのではないでしょうか?

そういうチームリーダーのところには、想いに共感する仲間もついてくるはずですよね。

 

(伊藤)