株式会社チームクリエーションスタッフブログ

チーム創りと人材育成の株式会社チームクリエーションスタッフのブログです

新入社員は、自分たちの頃よりもずっと「考えて」いる

来週にはいよいよ新年度が始まります。
年度末のラストスパートに加え、新天地への異動、後輩や新人を迎え入れる準備など忙しい1週間になりますね。

この時期は、新入社員としてのフレッシュな気持ちを持って仕事に臨んだ頃のことを思い出します。見聞きするもの全てが知らないことばかりのあの緊張感や不安。今ではそうそう味わうことのできない貴重な体験です。

私の場合、新人の頃に「これはどうして必要なのだろう?」「何のためにこの作業をしなければならないのだろう?」「この仕事を覚えたら一体何に役立つのだろう?」といったことを考える余裕はありませんでした。
そんなことを考えている暇があるなら、早く仕事をひと通り覚え、習得し、先輩と同じように一人前にできるようになれという空気でした。特にその空気感を疑問に感じることもなく、ただひたすら【一人前】を目指して指示されたことを必死にこなす、そんな日々を3ヶ月は過ごしました。

「3ヶ月経った頃には一人前になっていなければならない」というプレッシャーの中で必死に仕事を覚えたあの頃は、大変苦労しましたが幸せだったなぁと思います。余計なことを考えず「できるようになる」ことだけを追いかけていれば評価された時代でした。

 

さて、今はどうでしょう?
私は現代の若者たちの方が自分たちの時代よりもはるかに賢いのではないかと感じています。

「やる意味ある?」「それ無駄じゃね?」若者たちが感じているのであろう本心がストレートに言動に現れます。教えられた通りにできない、ふてくされた態度、やるべきことをやっていない…教える側にとってはなんとも可愛げがないように映るけれど、「納得できないことは行動できない」と主張しているのではないかな?仕事の本質を問うていると言いますか。

だから「いいからこれをやって」「いついつまでに覚えて」では全然通用しない。
仕事の存在意義、目的、役割意識など何のためにこの仕事をするのか?どうしてこの作業が必要なのか?この仕事は誰の役に立つことなのか?をしっかりと教え、納得できるものにしてあげないといけないんですよね。

私たちが「一人前になってから」理解した仕事の本質を、今の時代の新入社員は「一人前になるために」理解したいと感じているのではないでしょうか?思考が一歩先を行っているというか、とてもロジカルに考えている(感じている)若者が増えているように思えてなりません。

ということは、教える側に求められるのは仕事の本質を理解し、それをきちんと説明し、納得させられる力を持っていることです。ひとつひとつの仕事の意味、目的をまず自分がちゃんと理解しているか?そのあたりが問われているんですね。自分たちの頃のように「それが仕事だから」で片付けていたら、若者たちは納得することができません。

教える側が中途半端な姿勢で仕事をしていれば、すぐに見抜かれてしまいます。「それ、自分が今やる意味ありますか?」と言われて感情的になったり言葉に詰まるようではダメなんですよね(笑)


新入社員とともに、教える側も育つ。今はそういう育成が必要なのかもしれません。
たとえ社会人としての経験は浅くとも若者たちは「考えて」います。考える力を養うように教育されてきているからです。自分たちが新人だった頃を基準に考えていたら、付いてきてはもらえないんですよね。

改めて自分たちの仕事の意味や存在意義をしっかりと再認識し、先輩として新入社員に誇りに思ってもらえるような心構えや育成プランを準備したいですね。

 

(伊藤)