株式会社チームクリエーションスタッフブログ

チーム創りと人材育成の株式会社チームクリエーションスタッフのブログです

効率よく部下の問題を解決するポイント

面談やセッションでクライアントの話を訊いていると、自分の体験や感情移入に基づいて身につまされる思いになることも多いです。

自分の信念に基づいて行動しても周囲に理解されないわかってもらえない悔しさ、こうあるべきといった価値観を人にも求めてしまい目に見えるもの全てに対し「ありえない、許せない」と怒りの感情をにじませていた頃のこと、認められたい褒められたいと躍起になって必死に背伸びをしいつも焦っていたこと…

相手との信頼関係を育むに当たって共感は欠かせないと思っています。だから呆れるくらいおんなじパターンだけど、相手に共感できるポイントを探すためにまずはひたすら話を訊くようにします。

それまでと違った新たな視点を見せて気づきを得、行動や思考の変化の動機となるきっかけをクライアントにゲットしてもらうのが私の仕事です。共感しつつ話を訊いて相手の現状や気持ちを引き出し、問いかけて考えてもらい、変化後の未来を一緒に描いて「よし、やってみよう」と思ってもらえるようになることがセッションのゴール。

この新たな視点と動機付けが、育成における教育係やメンター、リーダーシップ、マネジメント全てに共通する「人を動かす」「人のパフォーマンスを上げる」ための必須要件だと考えています。


経験を積んできた人が部下を動かし、仲間のパフォーマンスを上げるために奔走すると、「自分はこうだった」というフィルターを通して相手を捉えます。それでいいと思うんです。ただ、ついつい問題解決が先に立ち「こうすればいい、こう考えられる」とアドバイスを急ぎたくなる。経験に基づいてです。

でも解決してきた経験があるからこそ、解決する前にもがき苦しんだ感情や苦労、焦りや不安などにも寄り添えるはずだと思うんです。効率を重視するあまりその過程はすぐ忘れちゃうんですよね。

変化を起こすなら、現状を把握できていないといけません。そして変化を求めるくらいだから現状把握は本人にとって受け入れがたいものであることも多いのです。そりゃそうですよね、不安や焦り、悔しさ、怒り…ネガティブな感情やうまくいかない状況なんて見たくはない、否定したくなる。

その時こそ、自分の経験が役に立つのではないでしょうか?
自分もそういうネガティブを感じていた。ひどく落ち込み、投げ出したくなり、周囲に当たって自暴自棄になったこともあった。共感しつつ「それでいいんだ」「それが普通なんだ」など現状を受け入れる手伝いをしてあげて初めて、問題解決への欲求が生まれると思います「これからどうすればいいですか?」と。

これが変化の動機づけとなるわけですよね。
ここでようやくアドバイスを求め、受け入れる態勢が整うんじゃないかな。


いくら知識や技術を培おうが、人は自分が経験したことしかアウトプットできません。私はそれでいいと思っています。でもだからこそ「なぜ?」「どうすれば?」という問題解決を急ぎすぎて現状を受け入れる過程をすっ飛ばしちゃダメですね。

うまくいかない現状、それに反応する感情などをしっかり認め受け入れ把握してから解決するというステップを考えた時、自分の経験を生かして共感してあげれば問題解決の効率は格段に上がるはずです。

自分だってどうにかしてうまくいかない現状を受け止めた上で解決してきたのです。その経験を生かして、問題解決のための手段をアドバイスする前にまずは現状把握を手伝ってあげたいですね。
ポイントは、共感ですよ。


(伊藤)