株式会社チームクリエーションスタッフブログ

チーム創りと人材育成の株式会社チームクリエーションスタッフのブログです

仕事にやりがいを感じるには「テーマ」が必要です

とある理由から若い頃に一度、1年間だけ接客業以外の仕事に就いたことがありまして。それが携帯電話の部品製造ラインに入る派遣でした。

液晶画面のバックライトを反射させる精密部品を作っていて、作業は全て手作業。ピンセットを使ってプラスチックの反射板に何枚もの透明なシールを枠にピッタリ合わせて貼るというもので、同じ作業を一日中続ける単調な仕事。

案の定、仕事を始めて1,2ヶ月もすれば慣れてきてしまい、単調な作業が退屈に思えてきました。大声じゃ言えないがハッキリ言ってつまんない。だからつまらない仕事を面白くする”何か”がないかな…と探すようになりました。

1日の終わりにはその日の生産数を報告することになっていたんです。作業員全員に報告が義務付けられていましたが、よく見ると全く同じ作業をしていても報告数にはバラツキがある。私はふと、その日に一番数多く生産できるようになりたいと思いました。

どうすれば早くシールを貼れるのか、机の上に部品をどう配置すれば一番効率がいいのか、一発で貼る位置を決めるにはどこに基準をおけばいいのか、どうすれば不良を出さずに仕上げられるのか…毎日そんなことばかり考えながら単調な作業を進めていきます。

「今日は何千個作れた。明日はもうちょっとこうすればスピードが上がるかも」作業終わりに記入する生産数の報告と、自己満足の生産性と品質の向上を楽しみにすることで私は「つまらない仕事」を脱却することに成功しました。


自分でその仕事を選んでおいてナンですが、私の中では「やりがいのある仕事」とは思えませんでした。単調だし、時給は700円だし…でも、その仕事の中で「やりがいを感じる状態」を作ることはできました。
そうです、やりがいを「作った」んです。

ふと「一番多く作りたい」と思ったことがきっかけでしたが、その前に「このままではつまらない」と感じたことも一つの動機だったんじゃないかと思います。単調で面白くない仕事、と評価したことがやりがいを見つけるきっかけになったって何だかすごく興味深いなぁと思うんですよね。

その日に一番多く生産する、といった仕事の上での「テーマ」を掲げ、そのテーマを成し遂げるために何を工夫し、何を努力すればいいのか?先輩はどんな風にやっているのかを盗んだり、自分でアイデアを出してPDCAを回したりするその過程に「没頭」できている状態が本当のやりがいです。

満足のためには結果も大事だけど、その過程に熱中し没頭できる状態にも楽しさがあって満足できる状態。

そのために必要なのは職種でも業種でも役職でも報酬の高さでもありません。
ただただ「テーマ」を見つけることなのかなぁと感じます。

そしてそのテーマを見つけるヒントは「誰もやっていないこと」「進んでやろうとしないこと」にあるのだろうな、と。普通に仕事をするだけじゃつまらないと感じるかどうか?なんだろうと思うのです。


4月もそろそろ終盤に差し掛かり、五月病なんかが噂される時節です。
この仕事に向いてないなぁ…なんだかやる気が起きないなぁ…体が重たいなぁ…仕事行きたくないなぁ…こういう心の声が多くなるのもこの時期。

みなさんの仕事の「テーマ」は何でしょう?
何を成し遂げたいか?自分はどう在りたいのか?
この辺でちょっと考えてみませんか?

やりがいのある状態は、上のような心の声がきっかけになって生まれることもありますから。


(伊藤)