株式会社チームクリエーションスタッフブログ

チーム創りと人材育成の株式会社チームクリエーションスタッフのブログです

今のあなたが『全力を出し切れていない』理由:その①

大きな水槽の中を回遊魚が群れをなして泳いでいました。

ですがよく見ると、この魚の群れは水槽の右半分だけを泳いでいて左半分を泳ごうとはしません。水槽にエサを入れると元気よく食べ始める勢いのある魚たちでしたが、水槽の全面にエサを満遍なく入れても、なぜか左側にあるエサは食べに行こうとしないのです。

この魚の群れに、いったい何が起きているのでしょうか?!

実は以前、この魚たちも水槽全体をイキイキと泳いでいました。ところがある時、群れは右側に集められ水槽の真ん中に透明な仕切り板を入れられたのです。今まで通り水槽全体を勢いよく泳ごうとすると、仕切り板に思いっきりぶつかり痛い思いをします。そしていつしか「あちら側には行けないのだ」と学習し、右半分だけを泳ぐようになったのです。

ですが仕切り板を外しても、魚たちは右半分を泳ぎ続けました。痛い思いをした板はもう存在しないにもかかわらず「あちら側(左半分)には行けない」と思い込んだままだったのです。

 

魚の例で言う”あるはずのない透明な板”は思い込みや既成概念です。そこから「どうせできない」「がんばっても無駄」というような諦めの気持ちが生まれ、自分の行動を制限していることはないだろうか?と自問自答してみようという教訓なんですね。

たとえば、過去に上司から否定され続けた人は「何をやっても自分はダメだ」と思い込み、チャレンジすることを諦めているかもしれません。
たとえば、誰かを傷つけた経験がある人は「何かを言ったらまた相手をガッカリさせてしまう」と思い込み、意見を飲み込んでいるかもしれません。

自分の中にある思い込みは透明です。
無意識に作られた「見えない板」なんですよね。
自問自答することは、その見えない透明な板に色をつけて認識できるようにし、怖さを乗り越えられるようにすることなのかもしれません。

『過去にはそう思い込んだけれど、今はどうなのだろう?』

こういう自問自答が、今後の自分自身のパフォーマンスを高め、自分をもっと成長させるためのキーワードになるはずです。周囲からは、今のあなたの「全力」が水槽の右半分しか泳いでいないように見えているかもしれないからです。

 

さて。
冒頭の魚の群れの例え話には、実は続きがあります。
水槽の右半分しか泳がなくなっていた群れが、再び水槽全体をイキイキと泳げるようになるストーリー。

次週に続きます。

 

(伊藤)