株式会社チームクリエーションスタッフブログ

チーム創りと人材育成の株式会社チームクリエーションスタッフのブログです

人と話をして、一体何が変わるというのだろう?

カウンセリングのセッションを重ねると、ほとんどの方が着実に変化を遂げていかれます。セッションでのテーマは「自分を知ること、他者を知ること」にあります。自分自身を、他者を深く掘り下げて考えることは普段あまりしないですから、どんな人でも大なり小なり変化が伴うんですね。

ですが変化というのは結果とは限らないので、最初は変化の実感が持てないことも多いものです。考え方や感じ方が今までと少し違う視点になり、迷ったり悩んだり、問題が増えたように感じるのも実は変化なのだ、ということです。

新たな視点から物事を改めて考え直してみると、それまではバラバラになっていた仕事の目的、働く意味、ビジョンや目的が徐々にまとまってきて、そこに向けてやるべきことが明確になる方もおられます。

やるべきことが明確になれば、あとはやるだけ、やりきるだけ。やればおのずと少しずつ結果となって現れ、そうなって初めて「あぁ変わってきたな」という実感が持てるんです。

一朝一夕で変われると信じたいところですが、「これさえ知れば、やれば、変えられる」なんてのは幻かもしれません。ついつい私たちは、効率とか短期間でとか絶対的な正解とか、求めちゃうんですけどね。

 

ところで、変化の一番最初のきっかけって何だったのだろう?と考えると、「自分から」変わろうとしたかどうか?という点に行き着くんです。環境、状況、出来事うんぬんばかりを原因にしていたからこそ変わらなかったのだと気付き、まずは自分から考え方や行動を変えようとする人が現実を変えていっておられます。

部下やメンバーが指示や言うことを聞いてくれない、「コレだ」というやり方が正解がわからない、メンバーの意識がバラバラ…など、うまくいかない悩みや問題は多いかもしれませんが、その原因が、誰かや何かのせいにしていた自分「にも」あることにはなかなか気づけません。たとえ気づいていたとしても、現実にうまくいかないことが多いと卑屈になり「どうせ自分は〜だから…」「絶対うまくいきっこないし…」のように考えてしまうケースもあります。

相手が変わってくれたら、現状を変えられたら、状況が変われば、もっと人格が優れていたら、人望を持っていたら…こういうのはみんな「たらればの可能性」です。現実を変えている人はこうした可能性にしがみつこうとはしません。

誰かや何かのせいにして諦めていた現状を受け入れ、それまでとは違う新しい選択をしアクションを起こすこと。これを実践した人が相手の気持ちを動かし、現実を変えていっているのだと思います。

 

今までと違う新しい選択。たとえば、部下にもっと自分の気持ちを伝えよう、相手の望みを先に叶えてあげよう、仕事の明確な目的を真剣に考えてみよう、もっと仕事を楽しもう、自分のやりたいことを洗い出してみよう、そして何より「自分はできる」と自分自身を信じてみよう。

どれも勇気のいることだな、といつも思います。
変化には必ず不安が伴いますし、不安を受け止めるには勇気と覚悟が必要です。

でも、たとえ、今は何の変化が起きていないように感じたとしても大丈夫です。迷いや悩みがたくさん生まれてきていても大丈夫。「変わりたい、変えたい」と思っているからこそ悩み、迷っているのだと思うからです。

それはすでにあなたがもう自分からアクションを起こそうとしている証拠、着実な変化のひとつです。そしてその悩みや迷いも全部ひっくるめて「自分のことを人に話す」ということが、変化のスピードを速めていくと私は思っています。

 

自分のことを話すというのは、人によっては取るに足らない小さなことかもしれませんが、人によっては自分の価値観をまるっとひっくり返されるような大きなことかもしれません。

いずれにしても気持ちを話すことで、それまで考えたことのないような自分の内面を深く掘り下げるきっかけになり、自分自身をよく知ることが新たな視点を生みます。

すぐに結果に結びつくわけでもなく、劇的な変化が見られるわけでもなく、何なら悩みや迷いが増えるばかり。「こんなことをして、何が変わるの?」と感じるとしても、「変えたい、変わりたい」と感じているあなた自身の気持ちを信じて、もっと自分のことを話し、自分を知り、深く考えてみることを止めないで欲しいと思っています。

 

(伊藤)